ABOUT BEADS
古い時代から様々な国、人々の手を経て今に伝えられたアンティークビーズは
一つ一つに違ったドラマと表情を持っていて現代ビーズや宝石には無い深みや味わいを秘めています。
天然石や珊瑚、シルバーなども古いものは、独特の風合いを持ち使う程に愛着のわく魅力にあふれています。
bead jewelryのアクセサリーはその古いビーズの持つ魅力を生かすデザインを常に心掛けています。
長く身に付けていただくと、きっとその良さが分かっていただけると思います。
当店では本物のアンティーク、ヴィンテージビーズを多用しています。
ご来店いただいたお客様のためにこのような説明ページを当店コレクションの範囲で設けてみました。
つたない説明ですが多少なりとも参考になさっていただければ幸いです。

天然石、珊瑚、パールなどのコーナーも掲載する予定です。

ヴェネチア玉(アフリカン・トレードビーズ)
トンボ玉とはバーナーワークによってモザイク状にガラスを組み合わせたビーズの事です。外国ではアクセサリーに使われる材料(ガラス、石、貝、角、骨、木など)をビーズと呼んでいますが、日本では古くからトンボの複眼をイメージしてトンボ玉と愛情を込めて呼んでいます。ヴェネチア玉はヴェネチアンビーズの中でも異色を放つビーズで、16〜19世紀頃にアフリカ交易用に作られアフリカトンボ玉などとも呼ばれています。ヨーロッパでは繊細な色やデザインが好まれるのに対して、アフリカ人の好む大胆なデザインと色使いで作られています。一般的にキズの無い一連のネックレスなどは大変高価です
オッキオ(Occhio)
ベースになるガラスに目玉モチーフのチップを貼付けたビーズで、アイビーズとも呼ばれています。起源は三千数百年前のエジプトまで遡ります。イスラム玉に見られる目玉は突起していますが、ヴェネチア玉はフラットな仕上げになっています。
ロゼッタ(Rosetta)
何層もの色ガラスを重ねて数メートルに引き延ばして冷ました後にカットします。まるで金太郎飴のようなビーズです。通常は6層で古いものはシェプロンビーズと呼ばれ大変高価です。写真のロゼッタは5層でレディースシェプロンと呼ばれています。
ムッリーネ(Murrine)
ベースになるガラスにチップを隙間なく貼付けたモザイクビーズ。通常のムッリーネは一粒づつ作られますが、アフリカ向けのムッリーネはかなりの高度な技術を使って30cm位の長さで作り冷ましたものを2〜5cmにカットします。
カンネ(Canne)
側面に縞模様の入ったビーズ。縦方向にガラスを置き引き延ばして冷ました後にカットします。色模様、太さは自由に作れます。細く引き延ばしてカットしたものはカンネッテと呼ばれています。ロゼッタと似ていますがカンネは断面に層が見られません。

ジャワ玉(インドネシア玉)
下の写真は16〜19世紀に作られた厚いコアガラスにモザイクチップを貼付けた一般に「貼付玉」と呼ばれる大きなサイズの高価なトンボ玉です。幾何模様や縞模様の他に鳥や蟹をモチーフにした物もありその種類も多種多様です。ヴェネチア玉に比べ落ち着いた仕上げの物が多く大人のビーズという感じです。起源はいろいろな文献からヴェネチア以外の産地イスラムの物と言われていますがはっきりしていません。14世紀以前のモザイクガラスを過熱して丸めた「折込玉」と呼ばれるさらに高価なものもあります。
Jawa Lampwork Grass Beads

アジアン・アンティーク・グラスビーズ
タイ、ミャンマー、インドネシアなど東南アジアには古くからヨーロッパ、イスラムの様々なガラスビーズが交易品として出回っていました。これらのビーズに各国の少数民族の素材(天然石、メタル、シルバー、動物の骨や角、牙など)を独自に組み合わせたアクセサリーを作りました。日用の他、様々な宗教、アミニズムの道具として長く使われていたこれらのビーズはヨーロッパやイスラム産でありながら全く違った雰囲気を醸し出し本当に古いものは年々無くなっていき稀少になりつつあります。
ホワイトハート(White heart beads)
白ガラスのコアに赤いガラスを巻き付けたビーズからとった名前。タイ、ミャンマーの山岳民族(アカ族、ナガランド族)が多く使用していますが北米インディアンにも同様のものがあります。とても鮮やかものからエンジがかったものまで「赤」という色の素晴らしさを最大限に引き出したビーズです。
ナガランド・アンティーク(Naga antique beads)
上記のホワイトハートビーズも含むインド・ナガランド州に住むナガランド族が使っていたビーズです。元々はビルマ(現在のミャンマー)山岳民族の流れを組む人々でしたがインドに統合されました。当店ではそのすばらしい色と質感のシード、竹ビーズなどをパーツとして多数使っています。
山岳民族アンティーク(Hill-tribe antique beads)
タイ、ミャンマー、ネパール、中国などの山岳民族が使っていたビーズです。現地ではこのようなビーズを何連ものネックレスにして着飾ります。長い年月を経たものだけがもつビーズの魅力は言葉で表せないものがあります。
インドネシアンアンティーク(Indonesian antique beads)
上記のビーズとルーツは同じと思われますが気候や民族性が影響するのか違った表情のビーズになっているようです。1万からなるインドネシアの島々や海を渡り歩いたと思われるこれらのビーズもまた魅力にあふれています。

シルバービーズ
カレンシルバー(Karen silver beads)
タイの山岳民族カレン族の作る純度の高いシルバービーズです。素朴なデザインのものが多く表面に花、幾何模様の刻印されているのが特徴です。動物、花、魚などのユニークなモチーフも多く見られます。ハンドメイドならではの味わいを感じさせるすばらしいシルバーを当店ではレギュラーパーツとして使用しています。
アンティークシルバー(Antique silver beads)
アジア、中近東などで作られ使われていた100年以上前のシルバー。長い年月でしか出来ない滑らかさや味わいを感じさせます。現代シルバーにない繊細なデザインのシルバービーズは価値ある交易品や装飾品として当時から珍重されていました。

参考書籍
別冊太陽「ヴェネツィアンビーズ」平凡社
「世界のとんぼ玉」里文出版
「トンボ玉」平凡社
「宝石の図鑑」日本ヴォーグ社